映画レビュー「む」


<ムトゥ踊るマハラジャ>
 映画大国インドのスーパー娯楽映画。
インドは世界有数の映画大国で、その数はよく分からないが毎年沢山の作品が上映されているんだとか。インドの社会はとても制限が厳しくて、清教徒もビックリのラブ・シーンなどは全面禁止なのである。風紀が乱れるベッドシーンなどもってのほかザマスよ。本作品のように、かわいいチュッというキスシーン(たぶん擬似/笑)まではOKみたいだけど、ディープなやつはきっと違反と思われる。ディープなやつ。
つまり「失楽園」みたいに濃厚な、まさしく粘膜同士が絡みつくような男と女の愛の交合〜っ!!というような、ディープなやつは。(笑)
 だけど、歌があって踊りがあって、生きる喜びだとか何とかは、すべて壮大なミュージカルで表現されるのだ。これなら、宝塚みたいなヅラとか、いちいち歌いながらのセリフまわしが苦手な人も大丈夫だ。詩的だし。

さて、この作品は3時間くらいはある長編映画だけれども、ストーリーもあり、楽しい音楽もあり、テンポが良くて最後まであっという間に観ることができます。

 あるお屋敷の召使いである主人公ムトゥは、町中の英雄的人気者。
そこへ旅の音楽隊がやって来て、美しい踊り子とステキな恋物語が始まるよ。
だけど、お屋敷の乗っ取りを企む悪者が出てきてさぁ大変。ムトゥの出生の秘密が明らかになって、またまた大変な大喜劇が始まるよー。
 ムトゥは強い!アクションシーンも爽快だ。

歌があって、踊りがあるのは無条件に楽しいと実感させてくれますよ。
私はブックオフで中古のサントラを見つけたら、思わず買っちゃいました!
照れるとシャックリが止まらないシャイな女の子の歌とか収録されてて良かったです。


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