映画レビュー「す」


<酔拳>
 ジャッキーチェンの出世作。訓練のシーンがすごい体力が必要そうで、その成果がオーバーラップして最後の実戦で映し出されるシーンはまさに圧巻。あのクルミを割ってしまう力で喉を潰されたらひとたまりもないです。。
究極に超・低予算映画でもよく作られた映画ですよね。(笑)



<酔拳2>
 これは実在した中国の青年をモデルにしており、当時の風俗などがよく再現されているようです。主役はジャッキー・チェン。
 ストーリーは厳格な父親の家庭で育った青年が、盗まれた国宝を取り戻す為に喧嘩で禁止された酔拳を駆使して、悪の組織に挑む物語である。ここで悪というのは、長らく中国(香港)を植民地にしてきたイギリスのことである。
 カンフーアクションといい、物語の展開といい、人物描写といい、素晴らしい映画だと思います。前作に通じる「船上の泥酔者〜」など、ユーモアあるデタラメカンフーも健在で楽しいです。
ジャッキー・チェン主演の作品は沢山あるけれど、私はこれが最高だと思う。
アクション映画の中でも、何度も楽しめる映画は?と聞かれれば私は「T2」「トゥルーライズ」「酔拳2」「レオン」などが、マイ・ノミネート作品であります。

 追記:やったー!DVD見つけたー!と思ったら、吹き替えがTVと違う〜。ジャッキー役はもちろん石丸さんだけど、「敵役の声が大塚 芳忠さんじゃない!!」からやっぱり買うのやめた。



<スターシップ・トゥルーパーズ>
 出ました、変態的戦争映画っ!(爆)
バーホーベン監督の本領発揮です。原作は「夏の扉」で有名なSF作家ロバート・A・ハインラインの「宇宙の戦士」という作品です。
ストーリーはクレンダスー星に住む残忍で巨大な昆虫型エイリアンと人類との戦争を描くもので、地球では軍国主義の社会なので兵隊に志願すれば市民権が与えられる、といった具合です。
音楽だけはロボコップのテーマみたいでムダにカッコイイ。
こともあろうか、フジテレビは終戦記念日の前日にこの戦争パロディー映画を放映した暴挙によって、案の定2ちゃんねるの一部で話題になった。(笑)
 さて、バーホーベン節全開である。主人公たち学生は最後までビバリーヒルズ学生白書のように終始さわやかなノリで、エロ・グロ、そしてえげつない虐待シーンが満載である。まるで子供が虫けらを残酷に踏みにじるような描写、というか、まさにその言葉どおりの映画である。モリタ式ライフルで昆虫どもが黄緑色の体液を撒き散らしながら四散するのである。ところが、昆虫たちも負けておらず、群れで襲ってきて牛や人間を切り裂いたり、溶解液を噴射したり、脳みそを吸い取ったりとまぁ散々な映画である。
 たまーにドンパチ見たくてビデオを観るが、その後必ず気分が悪くなったり、ウンザリするのがこの映画である。私はいろいろな思索のうえで映画史に残したいと思うが、評価は一般的にやはり最低である。2は、まだ観てない。



<スパイダーズ>
 B級シリーズもの。巨大化する昆虫クモ型エイリアンの襲来による人々のパニックを描く作品。CGのオンパレードだから、無駄に金がかかっているかもしれない。
単順にクモという気味悪い生物を巨大化させて、それをSFチックに仕立てて、最後には主役の「くたばれバケモン!」で爆死させられて一件落着する映画。B級。
2も同じようにやっていた。このクモは人間に寄生して、それを苗床にして成長する瞬間、人体を爆発させるのだが、結果としてヤケに肉片が飛び散る作品になっている。これだけが印象的である。
で、なんとか最後まで頑張って2を見終わった直後、なんと3の宣伝が始まって「もういいよ…」となってしまう状態である。今度は集団で襲ってくるし、高層ビルディングにも現れるのだそうだが、なにもこんな作品に限ってシリーズ化されなくても…。(苦笑)


「ベスト・キッド」が4まで続いたことには、なんとなく嬉しい気もするのだが…。


<スピーシーズ 種の起源>
 レビューめんどくさいから、これはいいや。シリーズもあるんだけど、これもいいや…。


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