<ターミナル> スピルバーグ監督によるトム・ハンクス主演の実話をもとにした物語。 久しぶりにほのぼのした心温まる作品である。 東欧の旅行者がNYに観光しようとして空港に着いた際に、男の祖国ではクーデターが発生して事実上国が崩壊。ビサが無効になったため、空港の外に踏み込むことができなくなってしまう。 言葉もわからずに、どうしたら良いか解決手段を探すうちに、やがて空港で生活しながら仕事を探し、応援してくれる仲間も増えてくるのであった。 やがて念願のNYに足を踏み入れるチャンスが訪れるのだが、そこまでして入国したがる目的は何だったのだろうか?というストーリーの映画。 <ターミネーター> シュワちゃん出世作。でも1では未来から暗殺にやって来る悪役ロボです。今では銃撃戦もドンパチ派手なだけで飽和し尽くした感じであるが、この作品が出たときは銃の絶対的な強さや凶悪さが見せ付けられただろな。 <ターミネーター2> これぞアクション映画の最高傑作か。 何十回みたのか覚えきれないくらい素晴らしい…。 もぅ言うこと無し! <ターミネーター3> 2があまりにも傑作だったため、3でシリーズ台無しにならないかと心配していたのだが、とうとうTVで放映しちゃたため仕方ない。観てしまいましたよ。 監督は前回と同じジェームズ・キャメロンといっても、2は完璧だしシュワちゃんもトシだからね…。 前回の続きで、アクションも相変わらず「どうやって撮影したんだべ!?」というハデハデなものであった。ストーリーも「なるほど、こういうことになったのか」と、とりあえず納得させられはしたが、敵の女ターミネーターはちょっと反則ぎみ。画面に流れていれば観てしまうだろうが、個人的には2が思い入れもあって一番好き。 <タイタニック> ビデオにすると2本立てとちょっと長いが、「地獄の黙示録」のように(?)最後までタイタニックの世界と共に時間を過ごせる作品。監督はジェームズ・キャメロン。 テーマ曲のアレは別に何とも思わない。むしろ聞き飽きた。 ちょっとロミオ&ジュリエット効果あり。 船が沈むパニック状況下にあって、誰も聴いてくれなくても楽器を演奏する人たちは好きだ。 氷山の浮いてるような海はとても寒そう。見ているこちらが心臓マヒになりそうだ…。どうやって撮影したんだろ。 最初は世間の必要以上の評判を気にしてしまうが、しばらく間をおいてから何気なく観直してみると、この映画の本当の素晴らしさが分かると思う。 ちなみに、深海に沈んだタイタニック号の内部はどうやって映したか。 これはキミオ・アイザックというスキューバ・ダイビングをスポーツとして確立した神様が、監督に頼まれて潜ったのだ。 深海に潜ることは酸素が無くなり生死に関わるが、その限界に挑んでの撮影である。 キミオさんは現在、ミクロネシア諸島に眠っているが日本の戦艦「愛国丸」を観に行こうと思う人は、是非彼のホテルへ。(宣伝) <ダイハード> 今は氾濫しているテロリストと、多くの人質のいる立てこもりと、身代金の要求と、建造物の大爆発と、刑事の単独潜入の先駆けである。 ただ、このダイハード・シリーズが色あせないのは、主演のブルース・ウイリスをはじめ登場人物の人間的魅力と、シリーズそれぞれに異なる魅力があること。 1では、高層ビルに立てこもった中にいた主人公が状況を脱するために抵抗する。武器も満足にあるわけでもないし、割れたガラスの上をはだしで走らなくてはいけない。 何と言ってもこの閉塞感がたまらない。 外部との通信手段は警察の無線だけ。主人公と暴発事故で少年が死んでしまったトラウマを抱える警察官との会話のやりとりが、少しでも気を紛らわそうと必死のやりとりでたまらない。 <ダイハード2> シリーズ第2弾である。今度もクリスマスに「世界一ついてない男」としてテロに巻き込まれてしまうマクレーン刑事。今度は奥さんが飛行機の中で人質である。 監督はフィンランド出身らしく、シベリウスの交響詩「フィンランディア」冒頭部分がじわじわ流れてくる。緊張感あるな〜。 敵のテロリスト役で、「ターミネーター2」の敵アンドロイドの人が出てくる。でもチョットだけ。他には「ラストアクションヒーロー」にも出ていたが、またこれもチョットだけ。この人の活躍をもっと見たいのですけど…。 最後はきちんと見事な大爆発が見られます。 <ダイハード3> シリーズ完結?これは1の続編です。 1で倒したはずのテロの親玉に実は双子の兄弟がいて、復讐のためにマクレーン刑事に爆破予告をアレコレと繰り返しながらもてあそんできます。やっぱりついていない男、マクレーン刑事なのであった…。 ただし、今度の作品は犯行予告のナゾナゾが視聴者も一緒になって頭をひねりながら、最後まで楽しめる作品になっています。たとえば、アメリカの何代目の大統領の名前は?とか、それと同じ名前の都市、学校は!?という具合です。 比較的新しい作品なので、かなり映像は鮮明です。 代々木アニメーション学院もビックリです。 <誰が為に鐘は鳴る> 昔の名作ハリウッド映画である。 ゲイリー・クーパーとイングリッド・バーグマンの戦時中恋愛ストーリーである。古典的な展開は人間模様をよく映し出す。故に演劇などでも使用できる作品である。 最後には主人公の男が決死の弾幕を張るわけだが、ハリウッド映画でそうした破滅的な終わり方をするのは何故かと思ったら、原作はヘミングウェーであった。なるほど。納得。 決して高価な酒というわけではないのに、酒がうまそうな映画である。 <タクシー> リュックベッソン監督作品。これはまだマトモかな? 例の湘南ハワイアン的音楽が流れる中、スピード狂のタクシー運転手と免許の取れない新米刑事のコンビが強盗犯を追うストーリー。 CMを見る限りではB級映画の予感ワクワクであった。 <タクシー2> その続編。スケールアップしている。 エイリアンやターミネーターのように、2で成功している良い作品。 強盗犯グループが当時新型だった三菱ランサー・エボリューション6に乗っている。貴重なクルマをカーチェイスの挙句、派手にクラッシュさせていたが…。 外人独特の日本文化の偏見が随所に見られてステキ。 敵にニンジャが出てきます。 なかなか面白くできた映像、まさにフランス流のエンターテイメント。 3、はもういいかなと、よく観ていない。 |
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