映画レビュー「よ」


<黄泉帰り>
 SMAPの草薙くんが主演の映画です。コウさんの歌が有名だったと思います。もしも〜だったらという夢のある作品かな。
最近の日本の恋愛映画は、『世界の中心で〜』系の泣ける映画みたいな作品ばかりで、恋人が死んでしまう病気ネタでどれも同じだろ?と思っていたら、隠れた良作があるかもしれないと思ったのがこれ。
 物語は全然病気ネタじゃなくて、日本のある地域に隕石か何か落っこちて、そこを中心に謎のエネルギーが放出された結果、死者が蘇るファンタジー。(?)
といっても、あの『バタリアン』のように墓場からウゲァー…と蘇るのではなく、不思議エネルギーによって死んだときの記憶を持ったままキラキラ蘇るのだ。

だから家族の死の影を引きずって生きていた者には、死者と再び邂逅することによって涙をさそうシーンもあったり、後悔の念を払拭して人生をやりなおせる希望を持つ者もいる。いろいろな人間模様。とても良い映画。
で、主人公の草薙くんは死んだ女の子から気持ちがあるのを知らずに、てっきり会社の同僚との恋仲なのかと勘違いして東奔西走します。妙な三角関係。
このあたりのスレ違いをじれったく描く日本の少女漫画的な展開は、ほんとに!!もぅ!!(笑)

さて、蘇った死者との交流はいつまでも続くものでしょうか…?
やがて各地で発生した蘇り現象を調査しているうちに、また消えてしまう人が現れたりすることから変化が生まれます。


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