SUPER CUB 110の公開発表記。 えーただいま、2009年の6月13日(土曜日)です。 つい先日(たしか6月10日くらいに)、ホンダから新型の原付二種のスーパーカブが公開発表されました。 実車が発売されるのは、6月19日(金曜日)だそうです。 今日、地元桐生のホンダDREAMさんで新型スーパーカブのカタログをいただいてきましたが、実車が姿を現すまでの短い間に私なりのレポートをしたいと思います。 まず、スタイリングですが、ほとんど変わっていません。 よーく見れば細かいところが違いますが、街中を走っていたら多分カブオーナーしか違いがわからないんじゃないかな…?カブとメイトとバーディーの区別がつくような人は別ですが、普通の人にはたぶん分からないと思います(笑) じゃあ、どこが違うのかといわれれば中身が違います。メカニズムがあれこれ進歩しています。正直、私は悔しいです!!(笑) 私は生産中止になった「スーパーカブ90」を最後の2008年に新車で購入しましたが、これはキャブレーターだし3速シフトだしウインカーの位置も右手で上下に動かすという、まぁ古き良き設計のままです。当然スクーターにはやられっぱなしです…(笑) これに我慢ならないオーナーは、他車種から4速ミッションを移植する大手術をしたり、他車からフワフワしないフロント・サスペンションを移植したり、利きの良いディスクブレーキを移植したり、挙句の果てにはオーストラリアやタイ国で生産されてるスポーティなカブをわざわざ日本に輸入してまで購入するのでした…。そうなるともう病的というか何というか…でも、スクーターじゃ嫌だしなぁ。いやはや、御苦労さまでした。。。 <排気量110ccのゆとり> ところが、今度のNEWカブは不満点をすべて克服して帰ってきました! まず名前の通り、排気量は90から110ccにアップしています。おそらくタイカブのエンジンを流用したのかもしれないけれど、モノは国産らしいから品質も耐久性もバッチリでしょう。その証しに、オドメーター(積算計)が5ケタ刻まれています。つまり今度のカブもメンテナンスさえきちんとすれば、10年10万kmが達成可能じゃないかと予想できますね。 エンジン馬力は7→8.2PSにアップしたから、現代の交通の流れにも乗れるゆとりのパワーとなったでしょう。速度計は旧型では実質80キロが限界でしたが、新型は100キロまで刻まれています。(私のカブラも105ccにボアアップしようかな?) 関係ないけれど、110ccのネーミングはナイフの名作として名高いBUCKの「#110 フォールディング・ハンター」(ワンテン)みたいでイイですねぇ。 <4速ミッション&2段クラッチ> ミッションはこれまで角目のカスタムにしか搭載されていなかった4速となりました! 基本的にカブはお仕事バイクなので、かなりのローギアであることに変わらないと思いますが、これも現代の交通事情に合わせて高速化(ハイギア化)されました。しかもホンダさんは、発進用と変速用の2つのクラッチで、シフトショックを軽減させるという素晴らしいメカニズムを搭載してくれました!いや〜これはうらやましいです。 <テレスコピック式フロントサス> 要するに、ようやく「ボヨンボヨン」しないフロント・サスペンションになりました! 私のカブラは最近リアサスを社外品に交換したのですが、接地感が得られるようになったのでかなり安心して走れるようになりました。今度はフロントのサスも交換すれば、ブレーキが安定するのになぁ…と思っていたら、新型はそういう構造で登場してきたわけです。新型カブは高速化した際に必要な、高い制動力を発揮するためにφ130mmのフロントドラムブレーキを搭載しています。まぁ、旧型はφ何mmだったのか知りません…(笑)。 <レッグシールド> 全体的に少し丸みを帯びたデザインですが、たとえば風防のレッグシールドなど一本の線で描いたようにスムースな印象を受けます。前から見ると足元付近だけが少しエラのようになっていますが、私には走行風が整流される姿が想像できます。メーカーが空洞実験でもしたのかな、という感じを受けました。 これまでのカブのレッグシールドは、頑健に「雨風を防ぐ」というスタンスでしたが、NEWカブは「走行風を軽減させつつ、味方につける」という感じでしょうか。空力(エアロ)デザインですね。 これは私の個人的な嗜好ですが、NEWカブは特に「斜め後ろから眺めたときのレッグシ−ルドが美しい」と思います。つまり裏側ですね。旧型のようにキャブレーターやプラグをいじるための窓がないぶん、とってもスタイリッシュなんです。 勝手にカタログをスキャンしちゃうと著作権違反になるので、ここはいっちょうイラストにしてみようかしら。 <セキュリティと、その他スイッチ類> 旧型とは違い、メインスイッチ一体型のハンドルロック機構がついています。いいなぁワンタッチで。 ウインカーはやっとスクーターみたいに左手側で、プッシュキャンセル式になりました。ホーンのボタンもカッコよく。ヘッドライトのロー・ハイ切り替えもパチパチするスイッチに。そして、ついに燃料系がメーター内についたゾ!! 細かい所では、コンビニフックもスタイリッシュになってます(笑)。 <豊富な純正オプション> オプションカタログもいただいてきましたが、とにかくモノは薄いけれど内容は気合が入っています! 私なんか90ccで、しかもカブラだからパーツの選択肢が絶望的に制限されていたけれど、NEWカブはかなりカスタマイズする楽しみがありそうです。メーカーの純正オプションでキジマ社ダブルシートや専用キャリアなど選べます。リアサスもタケダワ社のものがセットで8,820円ときたもんだ。純正の品質と価格でこれは素敵すぎる。 私なんて、先日やっと東京堂様へ出向いてWシートやリアサス交換したというのに…。 他にもサイドバッグやサイドキャリアなどあるので、是非カタログを入手してみてほしいです。 さてさて、勢いでここまで書いてしまいました。いやー熱い熱い。 まだ実車を見てもいないというのに、やっぱり新型は素敵だなと思いました…(笑)。 去年の夏に生産中止してからは、50ccがインジェクションでリニューアルしたきりで、90のほうは販売店にも全然情報がなかったんですね。だからネット上で「次期カブはこうなる……」という、妄想や希望的憶測が飛び交っていて本当にハラハラしたものです。何ccになるかもハッキリしなかったし。タイのショーで発表されたカブがあったので、余計ヒヤヒヤしましたね。 でも、ふたを開けてみたら想像以上に進歩していて、私は安心しました。 私のカブラもこれに負けないように、もっと上品にドレスアップしたいな。 もし新型にカブラ仕様が出てきたら、たぶんきっと泣きますが…(笑)。 <追記:09.11.11> ホンダDREAMさんで、展示してある新型を見てきました。 うーん、思っていたより悪くないです…。やはり全体的に進歩していますね。 レッグシールドの下端がちょっと狭くて、きちんと雨風を防いでくれるのか気になりましたが…。 (と思っていたら、新型オーナーさんのブログでつま先が引っ掛かると指摘されていました…。) 発表当時は、外見が「プラスチッキー」と方々で酷評されていましたが、これには旧型のような塗装とちがって、傷がついても色がハゲないようにするためにプラスチック一体成型を採用したのだそうです。 ま、色が気に入らなければ塗ってしまえばイイことだと私は思います…(笑)。 いままでにコテコテなカスタマイズしていた人ほど、なんだか新型に対して元気がないと思いますよ! 私がもし新型を買ったら、まずはオールペンですね(笑)!! カラーは鮮やかなレッドか、タスマニアグリーンメタリックで。シックな黒もいいな。 プラスチックの利点を活かして、キャンバスのように自由なカラーリングを楽しみます。 それこそ「Love Cub 50」プロジェクトのように…。 メーター周りなど、ちょっとメッキガ少なく寂しい部分もありますが、そこは自分でメッキ素材の部品をつけたり、バーハンドルにしてみたり。 純正のオプション品も良質なものが沢山あるので、どんどん活用したいところですね! 新型純正のスポーティーバイザー(風防、ハーフシールド)はデザインも優れているので、私のカブラに流用しようと本気で考えました。 ホンダDREAMの人が「規格が違うので合わないと思うし、また取り付けたことがないので多分、無理…」と言っていたけれど、私的にこの人はにどうも信用ならないし、新型オーナーさんのブログを拝見したら思ったより簡単そうだ。メジャーを借りてミラー取り付け部の幅を比較したら、やっぱり違かった(新型のほうが狭かった)けれど、ステーを買ってきて加工すればいけそうな気がする…(笑)。 誰か自己責任で挑戦してみては…? |
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