09.12.23

スーパーカブと本


 メリークリスマス。



 いよいよ2009年も終わりですね。
00'年代最後の更新になりそうな雰囲気ですが、今回はスーパーカブとの生活を振り返り、これからの構想などを備忘録の意味で書き留めてみたいと思います。初めの写真は、私がカブでよく散歩に行く「伊藤屋珈琲」さんでのワンショットです。本物のコーヒーです。絶品です。
 カブとの関わり方は人それぞれでとても興味深いのですが、私のように書店や喫茶店がメインとなるライフスタイルにも当然カブは大活躍してくれます。



 新型のスーパーカブ110もようやく街中で見かけるようになってきましたが、バイク関係の書籍でも110に採用された新技術がよく紹介されているので、チェックしていると興味深い記事がありますよ。
これらの書誌はまだ書店やバックナンバーで手に入ると思いますから、問い合わせてみてはいかがでしょうか。
 モーターサイクルは、「走る・曲がる・止まる」の3要素が走行の基本といわれていますが、じつはもっと深い「知る」という愉しみがあります。メカニズムや文化的背景など、突き詰めていくと私は全部どこかでつながっているような気がします。




 「スーパーカブ50」という書籍ではFI化されたカブのエンジニアの言葉を読むことができますが、この本には自分が乗っているマシンのことを深く知る喜びがあります。カブのエンジンは初期設計の段階から高い完成度があるので、先人の技術をさらに改良することは難しかったでしょうが、やはり新しい技術は洗練されていて魅力的です。
 最近FIカブ用のカスタムパーツが発売されたので、もう一台4速セル付きのFI仕様リトルカブがほしいなぁ…と思ってみたりします。いつか工具を揃えて自分のガレージでボアアップに挑戦したいですね。
 近所にヨーロッパのモペットやリトルカブ等、おしゃれなバイクを販売しているライダーズ・カフェがあるのですが、そこで見つけた鮮やかなレッドのベスパもいいなぁ。カブの方が実用的ですけどね。

 この一年カブをバイトや通学にと実用で使ってみたのですが、動力性能は90ccでも特に問題はありません。
もちろん現代の交通の流れでは危ない目に遭うこともありますが、必要にして十分という感じでしょうか。
4速化や、ボアアップしてもコストや手間のほうがかかるでしょうから、今後もドレスアップで楽しむ予定です。




 ところで私は元々クルマの方から入ってきたので、バイクの世界はあまり詳しくないのです…。
メカニズムの知識は共通する部分もありますが、バイクの場合ライダーが積極的にバランスをとらないといけませんし、全体のジオメトリーに荷重移動がどう影響するのかも、まだまだ理解不足な状態です。パーツメーカーもキタコとかデイトナとか、そのあたりしか知りません。(笑)

 バイク雑誌や評論家の傾向(走り屋系なのか、どのメーカーの手先でチョーチン記事を書いているのか…笑)もよく知らないので、まだ手探りの状態ですが、月刊Bikers Station(バイカーズ・ステーション)誌はメカニズムの解説が面白い。友人曰く、「あれは基本的にどんどんバラしちゃうからね」とのこと。
カブ110もさっそくバラしたり、ハンドル径や曲り具合を測定してみたりマニアックな特集記事がありましたが、個人的には編集長の佐藤さん(素敵なオジサマ)が正しい箸の持ち方を紹介したり、読み手に伝わる文章を書けないとライターは生き残れないなんて語っていると、うーーん…と考え込んでしまいます。

当然周りにいる人たちも素敵なのでしょう、通好みのアウトドア道具やイタリア製自転車のフレームを語る人もあり、クルマ雑誌から離れていた私が楽しみに購読しています。
いま編集部の人たちの顔やそれぞれのこだわりが見えて、私たち読者に熱く伝わるものが感じられるのはこの「バイカーズ・ステーション」誌と一部のファッション誌ですね。





 最後に、09年12月20日にスタジオTACから、新しいカブの本が発売しました。
今回はFIカブのボアアップの様子があり、またいろいろなカブやライフスタイルが紹介されていて目の保養になります。これに刺激されて私のカブラも美しくありたいと思いました。
 カブの部品って沢山あるようでいて案外少ないんですね、だからモンキー用の社外品を無理やり装着する人もいたのですが、中古車を修理販売している人に聞きましたら、そうやって無理に社外キャブレーターをいじったカブは大抵壊れるみたいです。横型エンジンに装着可能なキャブはいろいろありますが、あくまで汎用品であって、メーカー純正品のようにマッチするわけではないと。

 耐久性を重視する私は「JUNインターナショナル」の部品に興味があるので、来年あたりからキャブレーターあたりをいじってみたいですね。




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