12.08.28


東日本大震災の後で変わったこと。

 すごい久しぶりの更新になってしまいました。
最後の更新から、かるく2年以上も経過しているようです。
それでも、義務感でやっているサイトじゃないし、かなりのマイペースなので、ぜんぜん気にしてませでしたが。何度も「やるやる詐欺」をして、今頃やっと更新しています。

 ここ数年は、私にとっていろいろあって、身体を壊して障害が残ったり、製造業から医療の道へ方向転換したり、外人に横から突っ込まれてクルマが廃車になったり、網膜剥離で右眼を失明したり、それでも楽しく実りある人生を送ろうとしたり、喫茶店のバイトをしつつ珈琲を研究したり、東日本大震災が起きてから、じいちゃんやいろんな人が亡くなったり、原発事故は収束しないし私の住まいはギリギリ放射能の汚染地域に入ってるし、なんかもういろいろあって…

 もう、いいや。

 これからは、いろいろなしがらみを気にして精神を病むよりは、好きなことや美しいものに喜びを見出してシンプルに生きよう!と思うようになりました。

 私はけっこうカタログ的なファッション誌を好んで読むし、物欲にまかせていろんなモノを買ったりするけれど、あの津波の映像を見てからというもの、最近は本来持っていたサバイバルな本能と、昔から日本人が持っていた「無常観」の占める割合が多くなってきました。どんなにお気に入りのモノをコレクションしても大金を溜め込んでも、事故や災害でそれを失うかもしれないし、あの世に持っていくことはできないのだ。

 カタチあるものは、いつか崩れる。

 だから、これからは自分の身体と、素晴らしくも醜いこの世界を逞しく生き抜くためのモノだけを持ち、静かに生活したいと思っています。
つまらないことでは、あまり怒ったり、相手にしないようになりました。

 究極は、池澤夏樹さんの小説「スティルライフ」みたいな生活です。



 そのために必要なことは、まず身軽になることから始めようと思い、少しずつですが身の回りにあふれているものを整理・処分しています。
 反対に、自分にとって本当に必要なもの、好きなことって何だろうと考えたとき、中学以来の釣り道具を購入したり、また自転車を乗り始めたり、筋力トレーニングの習慣を身につけたり、ちゃんとしたブーツやジャケットを身に着けたり…。

 当然、我が愛機「スーパーカブ」も、どんな状況でも走り続けられる、最も信頼できる乗り物であります。

 きっと、これからも乗り続けていくでしょう。








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