09.01.29



プラグコードを考える。

 よく「イリジウムプラグ」とセットで紹介されるチューニングに、「低抵抗のプラグコード」への交換というものがある。
それ、本当に効果あるのかよ〜(笑)
と思ってしまうのはメカ好きなら当然のこと。私も50ccでバイクレースをやっているお店の常連さんに、効果の是非を訊いてみたが、やっぱり「うーん、よくわかんない…」とのお言葉。もちろん効果があるという人もいるから、結局のところよくわかんない。
 チューニングには出力をアップさせて速くする方法と、抵抗を減らして遅くさせない(性能を引き出す)方法がある。プラグ交換は後者に属するわけだからマ、「おまじない」だと思えば良いのかナ…。ちょっとの差しか出ないとしても、そのちょっとの積み重ねが大切なのかもしれない。

 私がよくノーマルを推奨しているのは、一つの部品にメーカーが莫大な開発コストをかけていて、耐久テストでネガが潰されているという理由もあるけれど、ずっと憧れているマツダのRX-7を視野に入れているからなんです。ご存知、RX-7は世界で唯一のロータリーエンジンを搭載するピュアスポーツカーですが、その噂はいつも「燃費が悪い」「すぐにブローする…」というネガティブなものです…。


<ロータリー・エンジン構造モデル>




 でも、ブローさせている人のセブンを見ると、太いマフラーに換えたりゴテゴテに改造しているパターンがほとんどなのです。燃調が狂ったまま乗り回せば、当然デリケートなロータリーエンジンはブローするでしょう。
ロータリー専門のプロショップには、やっぱり純正を推奨しているところもあります。プラグ1本だろうとチューニング、純正プラグコードじゃないと故障の原因になる、とかね。マツダで開発に関わっていた方も、ノーマルの耐久性を保障する発言をしていますよ。


 配線の抵抗は低いほどメリットがありそうだけれど、実際にデメリットはあるのだろうか? あるはずだ。
私は電気関係は苦手だけど、ちょこっと自動車整備士の試験問題集を読んでみたら、どうやら純正コードの設計にはノイズ対策がありそうだ。クルマのオーディオや、CPUに誤差が発生しないように、構造や抵抗値が決まっていそうな雰囲気である。そういえば、よく原付でもコードいじると電気式タコメーターが狂うことはよくあるでしょ?

 機械工学の疑問があったら、真っ先に読みたいのが自動車評論家・福野礼一郎さんの著書だ。
「またまた自動車ロン」には、ワイヤーハーネスをいじると車両火災の原因になるという記事があって、「へぇ〜」と勉強になります。配線なんか原価いくらもしないから、その気になればいくらでも純正採用していると製造会社の人が話していたり。(まぁ、その「原価いくら」を0.01円でも安く要求するのが、親会社の仕事なんだけどさ…。)
 カーグラフィック誌の名連載をまとめた「クルマはかくして作られる」シリーズは、是非とも座右に置いておきたい本です。


 いまの私の考えはこうだ。
NGKのイリジウムIXプラグに換えて、十分効果はあったから、もォーこれでイイと思っている。
プラグコードが純正のままなら、ヘタな不具合は起きないし。もう十分だろ、ってね。
NGKからプラグキャップやコードが発売していると、やっぱり気になるけどねぇ…(笑)。
今でもコード本体は純正がいいと思っているし、第一交換するには大掛かりな手術が必要みたいから、コードは純正のままでいいや…。

そんなものより工具を買うなり、数回給油した方がいいかもね。




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