Fスプロケット交換。 スーパーカブはお仕事バイクである。 なので、新聞屋さんや郵便屋さんたちが荷物を満載しても坂道発進できるくらい、超ローギアである。 ところが私たちのように街乗りをするとなると、すぐにエンジンがフケ切ってしまうし、ほんの少しのアクセル操作でもすごいエンジンブレーキでガックンガックン!となってしまいます。国道なんて走ろうものなら、エンジンはたちまち悲鳴をあげて、すごい振動に悩まされて生きた心地がしなくなる。いくら頑丈なカブのエンジンでも、これじゃあ精神衛生上よろしくないですゾ! そこでフロント(以下F)のスプロケット(歯車)を1丁多くして、ハイギア(高速)寄りに設定してやるのが、カブ乗りの定番チューニングです。私もこれは絶対やらなきゃイカンと思っていたけれど、交換して大正解でした…。 バイク用品店の「南海部品」で、Fスプロケを購入して自宅のガレージで取り付けました。 Fスプロケには南海部品オリジナルと、写真(上)のAFAMというメーカーのがあって、消耗品だし安いもので良いけれど軽い方を購入しました。見えない部品だし、「フライホイール効果」を期待しても大したアドバンテージはなさそうだけど、精神的自己満足のために高いやつを購入。ちなみに、カーボライジング処理というのが施されているそうな。 <参考文献はこれ> <工具セット リニューアル♪> えー、今回はデジカメで撮影していません…。 理由はネット上に沢山アップされているのと、じつは前日の夜にホタルを鑑賞した帰りに落下事故で3針縫うケガをしているのです。というわけで、携帯電話のカメラでちょこっとだけ。 そうそう、ツールバッグをリニューアルしました! ちょっと工具話になりまますが、私の理想的な工具は「KTCのライダーズメンテナンスツールセット」(実売2万円ちょっと)です。そのソケットがネプロスでコンビレンチがスタビレーになったのが私のセットという感じです。 Tスラハンドルと150mm延長棒って、めちゃくちゃ早いし便利ですね〜。 これと72枚ギアの12mmコンビ・ギアレンチ&アダプターがあれば、普通のラチェットは不要でした…。 私はカブに必要な工具を一つずつ揃えていったのですが、工具専門店「ファクトリーギア」で上記のKTCライダーズセットを見つけた時は「ガーン…!!最初からこれで揃えてしまえばよかったぁぁぁ〜!!!!!」と思いましたヨ。(笑) こいつのケースをバラ売りしていたので、買ってきて自分の工具を入れてみたらメーカーがバラバラの妙なセットが出来上がりましたとさ。(笑) これからカブの工具を揃える方には、この「KTCライダーズメンテナンスツールキット」をお勧めします。 もうちょい揃えたいなら、「16mmのプラグソケット」と「8mmディープソケット」。それに「12mmコンビネーション・ギアレンチ」と「TOP工業のギアレンチアダプター」を追加すれば十分じゃないかと。 参考図書の「スーパーカブメンテナンス」はオールカラーで非常にわかりやすいです。 カブの本をどれか一冊だけ買うなら、私はこれが良いと思います。ついでに「書見台」があると便利ですよ。 今回最も苦労したのが、このカブラのお尻です。これがまた、取り外しがメチャクチャ面倒くさいのだ!! これさえなければカブは作業性が抜群なのに…。Fスプロケ交換なんか20分でできたんじゃないか!? でも新型カブに負けないようにカブラ仕様で頑張るもんね!! さて、今回はネプロスの23mmソケットを買ってきたのに、深さが足りなかったという「この世の悲劇」が起きました。ネプロスのコンパクト性がアダとなったわナ…。まぁ、未使用なので返品できたけどね。。 右側のコーケンは大丈夫でした。差し込み角が1/2だけど…。 もう、リヤのアクスルまわりはモンチッチレンチ一本でいいかなー…。 モンチッチレンチで…。 <追記> Fスプロケを一丁上げると、巡航速度がこれまでより10km/hくらい楽になります。 たとえば、国道を60km/hで巡航していると、いままで50km/hでトコトコ気持ち良く走っていたのと同じ具合になります。 70以上だと、もぅエンジンがブン回って悲鳴をあげていたのが、ちょっと回転数高いなぁ…くらいになります。とりあえず80まではいけますね。 ギアでいうと、1速で20キロ、2速で40キロまで回せるので、シフトチェンジのタイミングがわかりすくなります。 副作用としてトルクが細くなる心配がありましたが、思っていたほどではなく、ギアをよく選べば赤城山の南面もとりあえず走れました。 私の地元は基本的に山坂道ですが、とりあえず大丈夫です。もう、元のスプロケには戻せませんね。 そうそう、チェーンの伸びしろ調整と、注油も忘れずに! |
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