09.01.25



社外ホーンに交換する(2)

 引き続き、ホーン交換をお楽しみください。

<3>純正ホーンの端子を潰さないように注意しながら、プライヤーで2ヶ所引き抜きます。
アルファ・ホーン(シングル)は純正と同じ1ホーン・2コードなので、端子を差し替えるだけでOKなのです。




<4>試行錯誤の末に、こんな形にステーを曲げました。プライヤーと地面で「テコの原理」を利用してコの字に。
もちろん、様子を見ながら手で曲げたり微調整して下さい。カチオン電着塗装(黒メッキ)は、曲げたところから剥がれます…。ま、いいけど。




<5>狭いスペースを極力活用してください。今回使用したボルトは、セレート加工がされているので、ご覧の通りに締めるほどガッチリ食い付きます。ワッシャーを挟む必要もなし。いや、素晴らしいっ!




<6>ホーン裏側の凸台座を避けつつ、本体を奥にセットするため「コの字」のステーになりました。極力奥へ、極力上へ。
あんまりスペースがないので、車体の裏側へ回って見たり、隙間からスパナを突っ込んだり苦心しました。




<7>完成。ピッタリ!
ホーン本体が窓から半身出ていますが、カバーに干渉しても柔軟な樹脂製なので問題ありません。





<インプレッション>
 これまでのカブ純正ホーンは、まるで「おそば屋さん」のホーンだった…。
12Vの新品バッテリーでも、ボタンを押すと「ぴーーーーー。」っという、あまりやる気のない音。いや、平和な音としておくべきか(笑)。
取り外してみて分かった事だが、純正品は最小限のスペースでシンプルによく作ってあると思う。端子やナットには防水、あるいは防錆剤(?)が塗布されていて、決して手抜きではないことが伝わってくる。社外ホーンに交換したら、KUREの「スーパーラストガード」などを塗布しておくべきだろう。
 交換後の音色は、
プァーーーッ!!!! という澄んだ大音響になった。
アドバイスしてくれた模型屋のオッチャンにこれを報告した帰りに、交差点を左折しようと思ったら、さっそく対向車線から右折マニアのバカスイフトが猛スピードで特攻んできたので、
プァーーーッ!!!!! と鳴らすハメになった…。もちろん「オイ!」とか、「コラッ!」という感情がダイレクトに咆哮したのは言うまでもない。

 アルファ・ホーンに交換して、はじめてホーンが鳴ったときは、やっぱり自分でやっただけに感動した。まぁ鳴って当たり前なのだが、とにかく「やった!」と思ったものだ。自動車並みの大音響になったせいで、自分で押しながらもビックリしてしまうのだけど…(笑)。

 ステーを加工して、ここまでピッタリとフィットすると、その出来栄えに満足してしまう。カラーコーディネイトも合っているし、ネット上にはホーン交換をしても「ステーが必要です」としか記していないサイトがほとんどである。
ここは宣伝もロクにしていない、身内しか来ない超過疎サイトだが(苦笑)、もしGoogleで検索して運良くこのページを見つけてくれたカブオーナーの方に、少しでもお役に立てれば幸いである…。
 ほんの2年前までは、カブに憧れて他人のサイトを見ているだけで、まさか自分がここまでやるとは思わなかったよ…。




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