09.01.25



盗難防止について。

 カブは盗まれやすいバイクである。
故障も少なく、経済性に優れ、大荷物の運搬が可能なので、東南アジアに需要があるのだ。
そんな理由で、中古のカブは昔からほとんどが東南アジアへ輸出されている。
当然、高級車やスポーツカーと同様に、それを専門に狙うプロの窃盗団もいるのだ。
スクーターなどの原付はよく小僧がイタズラしたり、盗んで乗り捨てることが多いので、無残な姿で見つかることもあるが、カブの場合盗まれたら「今頃はもう海の上か…」というパターンが多いようである。

 プロの窃盗団に狙われたら、どんな防止策もお手上げだとしても、盗まれない為の努力を怠ってはならない。盗難防止には、まず犯人に少しでも面倒だと思わせることだ。
具体的には二重ロック、三重ロック…チェーンの数は多ければ多いほど良い。
それから、鍵は太いほど良い。頑丈なほど良い。百円ショップの鍵なんか問題外。最低でもゴジラやセプトゥーやクリプトナイト・ロックを買うべし。ダイヤル式はどうせ面倒くさくなって1ケタしか回さなくなるので、キータイプの方が良いだろう。

 あとは持ち上げたり引きずっていかれないように、太いチェーンでバイクと電柱をくくってしまえ!
引きずっていかれないように、停車時にギアを1速に入れておく裏ワザもあるけれど、エンジン始動時にNへ戻し忘れると危ないので注意…。

 私の友人ひろきち氏は、当webサイトのカブに触発されて青のプレスカブを新車購入した。
ところが、まだ慣らしも終えていない走行距離180kmで、盗まれてしまったのだ!
私の薦めでゴジラロックはしていたが、アパートの駐輪場は地上と固定するものがなかったそうである。引きずっていった跡があるので、鍵をしたまま複数人で持ち出したのではないかと思われる。夜中の12時に帰宅して、入浴する前はまだあったが、「そういえば外が騒がしかったような…」 コンビニへ行こうと1時に見たらもうなかったそうだ。
納車した喜びを電話で分かち合った矢先に、呆然としてしまった出来事であった。犯人に対する怒りは殺意に近いものがあるが、どんなに悔やんでもバイクは戻ってこない。その後は中古のカブを再購入して、お互いツーリングの約束をして現在に至っている。

とりあえず、私たちライダーの前で尾崎豊の歌は厳禁である…!!
私も歌自体は好きだけどさ。歌ったらチューするから覚悟しておけヨ。

 バイク屋さんに聞いた話では、最近になって盗難車の輸出を防ぐ為に、車体ナンバーを削ったりしたものは検査で通らないようになったそうである。これで少しでもバイクの盗難が減れば良いと思う。
だが、それも建前上のことであって、盗難防止につながるとは限らないかもしれない…。


 油断は大敵ですぞ〜!




スーパーカブTOPへ

55 STREET / 0574 W.S.R / STRAWBERRY7 / アレコレネット / モノショップ / ミツケルドット